プラセンタを利用する上で最も気になるのが副作用や安全性であり特に「ヒト由来」と「動物由来」の違いについて正しく理解しておくことは安心して治療を受けるために不可欠です。医療機関でのみ扱われる「ヒトプラセンタ(注射薬)」は日本国内の健康な産婦から提供された胎盤のみを原料としエイズや肝炎などのウイルス検査を厳格にクリアしたものだけが高圧蒸気滅菌処理を経て製品化されており発売から数十年以上経過した現在まで重篤な副作用や感染症の報告は一例もなく極めて安全性が高い医薬品として確立されています。主な副作用としては注射部位の痛みや内出血稀にアレルギー反応による発疹やかゆみが出る程度ですが一度でも注射を受けると変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)のリスクを理論上完全に否定できないため献血ができなくなるという点だけは同意が必要です。一方サプリメントや化粧品に使用される「動物プラセンタ」は主に豚や馬の胎盤から抽出されたものでありこれらは食品扱いとなるためヒト由来のような厳格な規制はありませんがSPF豚(無菌豚)やサラブレッドなどの管理された環境で飼育された動物の胎盤を使用している高品質な製品であれば安全性に問題はありません。ただし動物由来の場合はアレルギー体質の人が摂取すると稀にアレルギー反応を起こす可能性があるため最初は少量から試すことが推奨されます。また植物性プラセンタ(バラやメロンの胎座)や海洋性プラセンタ(魚の卵巣膜)と呼ばれるものもありますがこれらは厳密には胎盤ではないため成長因子を含んでおらず本家のプラセンタと同様の育毛効果は期待できません。安全性と効果の両立を目指すなら医療機関でのヒトプラセンタ注射がベストですがサプリメントを選ぶ際もJHFAマーク(日本健康・栄養食品協会認定)がついているものや原料のトレーサビリティ(追跡可能性)が明確なメーカーのものを選ぶ目利き力が自分自身の体を守ることにつながるのです。