プロペシアは長らく特許によって守られてきましたが二〇一五年以降その特許期間が満了したことに伴い日本の多くの製薬会社からジェネリック医薬品(後発医薬品)が発売されるようになり患者にとっては治療の選択肢が広がると同時に経済的な負担を軽減できるチャンスが生まれました。ジェネリック医薬品とは先発医薬品(この場合はプロペシア)と同じ有効成分(フィナステリド)を同じ量だけ含み効き目や安全性が同等であると厚生労働省に認められた薬のことですが開発費がかかっていない分価格が安く設定されているのが最大の特徴です。具体的にはプロペシアが一ヶ月分で七千円から一万円程度するのに対しジェネリック医薬品は三千円から五千円程度で購入できる場合が多く長期間の服用が前提となるAGA治療においてこの価格差は年間数万円にも及ぶため非常に大きなメリットとなります。しかし「安かろう悪かろう」ではないかと不安に思う人もいるかもしれませんがジェネリック医薬品も厳しい品質基準(GMP)をクリアした工場で製造されており生物学的同等性試験によって血中濃度の推移などが先発品と同じであることが証明されているため医学的な効果に差はありません。ただし添加物(錠剤を固めるための成分やコーティング剤など)はメーカーによって異なる場合がありこれによって錠剤の大きさや形色飲みやすさが違ったり稀に添加物に対するアレルギー反応が出たりする可能性はゼロではありません。選び方としては基本的には価格の安さで選んでも問題ありませんが信頼できるメーカーのものであるかクリニックが正規のルートで仕入れているかを確認することが大切です。国内メーカーであればファイザーや沢井製薬東和薬品などの大手製薬会社が製造販売しており安心感がありますがインターネット上の個人輸入代行などで海外製の激安ジェネリックを購入することは偽造薬のリスクや健康被害のリスクがあるため絶対に避けるべきです。医師と相談して自分の予算や価値観に合った薬を選ぶことが長く治療を続けるための秘訣でありジェネリックの活用は賢い患者の選択肢の一つとして定着しています。