ドラッグストアには手軽に購入できる市販のブリーチ剤が並んでおり安価にイメチェンできる手段として人気ですが「ブリーチではげる」というトラブルの多くがこのセルフブリーチによって引き起こされているという現実を直視しプロの施術との間には埋めようのない安全性の格差があることを理解する必要があります。市販のブリーチ剤は誰が使ってもある程度色が抜けるように薬剤のパワーが最大レベルに設定されていることが多く髪質やダメージレベルに関係なく強力な脱色作用が働いてしまうため髪への負担が計り知れません。一方プロの美容師は髪の状態を見て薬剤のパワーを細かく調整しダメージを最小限に抑えるためのプレックス剤を混ぜたり塗り分ける技術を駆使したりしてコントロールしています。決定的な違いは「塗布技術」にあり自分自身でブリーチを塗る場合どうしても見えない後頭部や頭頂部に薬剤をベタベタと塗ってしまいがちで頭皮への付着を避けることはほぼ不可能です。また放置時間の管理も素人判断では難しく「色が抜けないから」といって長時間放置しすぎて頭皮を火傷させたり髪を溶かしてしまったりする事故が多発しています。さらに市販薬は揮発性の成分が多く目や呼吸器への刺激も強いため換気の悪い浴室などで行うと健康被害のリスクもあります。何より恐ろしいのは失敗した時のリカバリーが効かないことでありセルフブリーチでムラになったりビビリ毛になったりした髪を美容室で直そうとしてもダメージが酷すぎて施術を断られるケースも少なくありません。プロの施術料金が高いのは単なる技術料だけでなく頭皮の安全と髪の未来を守るための保険料が含まれているからであり数千円をケチった結果将来的に数百万円の育毛治療費がかかることになればこれほど割に合わない節約はありません。ブリーチだけはDIYの領域を超えた化学実験であると認識し自分の大切な髪と頭皮を守るためにもプロの手に委ねるのが賢明な判断と言えるでしょう。
セルフブリーチの危険性とプロとの決定的な差